Yahoo!ショッピングでは、商品がどのジャンルなのか登録するプロダクトカテゴリという編集項目があります。楽天でいうと、全商品ディレクトリIDに当たる部分です。

プロダクトカテゴリはYahoo!ショッピングのSEO(サーチ対策)では非常に重要な項目で、プロダクトカテゴリが適当だと検索しても出てこないことがある他、お客様が商品ジャンル一覧から探しても見つらからない、ということになってしまいます。

そしてYahoo!ショッピングでは定期的にプロダクトカテゴリの変更や新規作成、削除が行われていますが、削除されたり移動になったプロダクトカテゴリに登録されていた商品はプロダクトカテゴリが該当なし(どこにも所属しない)という状態になってしまいます。

プロダクトカテゴリがおかしくなっている例

実際にプロダクトカテゴリがおかしくなっている商品をストアクリエイターの商品編集から見てみます。
以下のように「プロダクトカテゴリ」の欄が「不明なプロダクトカテゴリ」となっていて、どのジャンルにも入っていない状態になっています。
※「5242」というのが、もともと登録していたプロダクトカテゴリです。このプロダクトカテゴリは削除されてしまったため、このようにどのジャンルにも所属しない状態になってしまっています。
不明なプロダクトカテゴリ
そして注意が必要なのは、ストアクリエイターの商品編集画面上部に出ている「プロダクトカテゴリ未設定商品数」はプロダクトカテゴリが設定されていない商品のことで、このようにプロダクトカテゴリが削除されてしまった商品は自分でチェックする必要があります。
プロダクトカテゴリ未設定商品数

プロダクトカテゴリがおかしい商品のチェックの仕方

プロダクトカテゴリがおかしくなっている商品は、一つずつ商品編集画面を開いて不明なプロダクトカテゴリになっていないか確認するか、商品データを比較してチェックするかの2つの方法があります。
一つずつチェックするのは時間がかかりすぎてしまうので、ここではデータでチェックする方法を解説します。

プロダクトカテゴリ一覧表のデータを用意する

商品データでプロダクトカテゴリがおかしい商品がないかチェックするには、プロダクトカテゴリの一覧表と商品データを比較してチェックする必要があります。
まず、プロダクトカテゴリ一覧表のデータをダウンロードします。
なおプロダクトカテゴリは定期的に更新されるので、チェック作業を行うときは毎回新しいプロダクトカテゴリ一覧表をダウンロードしてください。
ダウンロードするには、まずストアクリエイターの画面で「検索ツール」のボタンをクリックします。
ストアクリエイターの検索ツールボタン
画面が変わったら、「プロダクトカテゴリ検索」のボタンをクリックします。
「プロダクトカテゴリ検索」のボタンをクリックします。
画面が変わったら、プロダクトカテゴリコードの下にある「ダウンロード」のボタンをクリックします。
プロダクトカテゴリコードの下にある「ダウンロード」のボタンをクリック
CSVファイルのダウンロード画面になるので、分かりやすいようにファイル名を「プロダクトカテゴリ.csv」として適当な場所に保存しておきましょう。

商品データを用意する

次に、商品のデータを用意します。「商品管理」のタブを開いたあと、「CSVダウンロード項目の選択」をクリックします。
「CSVダウンロード項目の選択」をクリック

Code以外のすべてのチェックを外したあと、プロダクトカテゴリページ公開のみチェックして「保存」ボタンをクリックします。
プロダクトカテゴリとページ公開のみチェックして「保存」ボタンをクリックします。
商品データの「ダウンロード」を押します。
商品数が多い場合はすぐダウンロードされないので、しばらく(10分程度)待ってから再度押します。
商品データのダウンロード

「ダウンロード」を押したらCSVファイルのダウンロード画面になるので、適当な場所に保存しておきましょう。

商品データとプロダクトカテゴリ一覧表を比較する

まず、ダウンロードした商品データのCSVファイルを開きます。
プロダクトカテゴリ一覧表のCSVファイルを開いた上で、先ほどの商品一覧CSVのD列に以下の関数を入れていきます。
=VLOOKUP(B2,プロダクトカテゴリ.csv!$A:$A,1,FALSE)
D列の2行目に入れたら、そのまま一番下の行までD列の内容を埋めます。
Vlookup関数を入れる

次に「オートフィルタ」を行い、「display」「1」で絞り込みましょう。
「オートフィルタ」を行い、「display」を「1」で絞り込みましょう

displayというのは、先ほど「CSVダウンロード項目の選択」で選んだ「ページ公開」欄です。
これで、販売中の商品で絞り込んだ状態になります。
そしてD列のオートフィルタの項目で #N/Aのみチェックを入れます。
※プロダクトカテゴリが「不明なプロダクトカテゴリ」になっている商品がない場合は、「#N/A」は出ません。

不明なプロダクトカテゴリになっている商品

これで、販売中なのにプロダクトカテゴリが「不明なプロダクトカテゴリ」になっている商品がわかります。

弊社では商品データの整理など「売れる商品」にするためのお手伝いを行っています。

プロダクトカテゴリの抜けをチェックするのはもちろん、商品名にキーワードを入れたり、より適切なプロダクトカテゴリに変更するなど「売れる商品」にするための商品データ修正も承っています。
SEOとして継続的な業務でも承っていますし、商品データの修正のみ依頼したいという場合でも大丈夫です。
商品データの修正のみの場合はお見積りになりますので、お問い合わせください。

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