「送料無料」というキーワード、楽天などでは検索数が非常に多いキーワードです。
実際、楽天キーワードランキングのページで見ると、7月16日現在で9位と超ビッグワードです。
「Tシャツ 送料無料」のように他のキーワードと一緒に検索されることも多いので、実際は一番検索されるキーワードと言ってもいいでしょう。
※2020年7月16日の楽天キーワードランキングから抜粋
楽天キーワードランキング

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そして楽天で「送料無料」と商品名に入れているので、ヤフーショッピングでも同様に商品名に「送料無料」を入れているショップは多い状況です。
しかし、Yahoo!ショッピングの場合は商品名に「送料無料」と入れても無意味です。

楽天とYahoo!の違い(1)「送料無料」の検索数が違う

Yahoo!ショッピングの場合は商品名に「送料無料」と入れても無意味な理由の1つ目です。
楽天の場合は、先ほど見たように「送料無料」というキーワードは非常に検索数が多くなっていますが、Yahoo!ショッピングでは検索数は多くありません。
弊社ではYahoo!ショッピングの検索キーワードランキングを2017年から独自に収集しておりますが、「送料無料」というキーワードが20位以内に入ったことは一度もありません。
※Yahoo!ショッピングの場合は「送料無料」ではなく「送料無」と検索する人が多いですが、「送料無」でも過去3年間で20位以内に一度も入っていません。

例えば、楽天とYahoo!ショッピングで「お中元」と入力してみた場合です。
楽天で「お中元」と入力した場合の候補ワード
楽天市場でお中元と検索

「お中元 送料無料」が最初の候補ワード、2番めも「お中元 早割 送料無料」になっているなど、送料無料が強いワードであることがわかります。

Yahoo!ショッピングで「お中元」と入力した場合の候補ワード
Yahoo!ショッピングで「お中元」と入力した場合の候補ワード

一方、Yahoo!ショッピングの場合です。
「お中元」につづけて「お中元 そ」とまで入力しても、送料無料というキーワードは出てきません。そうめんや即日発送などに埋もれて、これらよりも検索数が少ないキーワードであることがわかります。

楽天とYahoo!の違い(2)商品が送料無料の設定になっていれば大丈夫

楽天の場合、「送料無料」と検索してヒットさせるには商品名などに「送料無料」という単語が入っていたほうが強くなります。
しかし、Yahoo!ショッピングの場合は「送料無料」と商品名に入っていても関係ありません。
商品自体が送料無料の設定になっていれば「送料無料」というキーワードでヒットするようになっています。

実際の例として、「マスク 送料無」と検索したときの検索結果画面です。
マスク 送料無でYahoo!ショッピング検索
1位の商品は「送料無料」と入っていますが、2位と3位の商品は入っていません。
検索結果の状態だと商品名が全部見えないので、それぞれの商品名は以下のようになっています。
※「マスク 送料無」で2位の商品の商品名
マスク 送料無で2位の商品

※「マスク 送料無」で3位の商品の商品名
マスク 送料無で3位の商品

※「マスク 送料無」はそこそこ検索数のあるキーワードです。
このように、Yahoo!ショッピングではキーワードによって商品自体がどうなっているか解析する機能があります。

商品自体が送料無料の設定になっていれば、Yahoo!ショッピングでは商品名に送料無料と入れる必要はありません。

ただし、店舗内検索で送料無料を強調したい場合や、商品名に「送料無料」と入れておくとクリック数が多くなる、など検索以外の効果を期待して入れている場合は大いにありだと思います。

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