Yahoo!ショッピングの検索窓に御社の名前を出します、という営業電話がかかってくることがあります。
Yahoo!ショッピングでは検索窓にキーワードを入力すると、候補キーワードを出すサジェスト機能がありますが、ここに店舗名を出すということです。

スパム行為なので話を聞いてはいけません

Yahoo!ショッピングの候補キーワードサジェストの詳細は非公開ですが、検索数が多いキーワードを出す仕様になっていると思われます。
この会社がやっていることは、店舗名が入ったキーワードで何回も検索されたように見せかけて候補キーワードに表示するというもので、明確なスパム行為であり法的にも問題があります。
場合によってはショップが強制退店になるなどのリスクもあります。

そもそも費用対効果が非常に悪い

このサービスは表示されている場合は1日で2000円、という料金になっていますが、そもそも店舗名が出ていてもほとんどクリックされません。
ご自分が検索するときを想定してほしいのですが、自分が検索したキーワードの候補に全く知らない店舗名が出ていてもクリックするでしょうか?
実際に申し込んだことのある店舗様から聞いたのですが、全くと言っていいほどクリックされなかったそうです。
同じ費用をかけるならアイテムマッチ広告にかけたほうが費用対効果も圧倒的に高いですし、正しいマーケティングの勉強にもなります。

Yahoo!JAPANの候補ワードも禁止行為

同じ会社からYahoo!JAPANの検索窓に出します、という営業をされる場合もあるようです。
この場合も当然ながらスパム行為ですし、Yahoo!JAPANのページでも禁止している旨の記載があります。
参考関連検索ワードとして表示される情報について

本機能に対して、故意に特定のキーワードを表示させるなどの操作を図る行為を禁止しています。そのような行為を発見した場合には、なんらかの措置を実施することがあります。また、被害が発生した場合には、刑事・民事での法的責任を追及することがあります。

Yahoo!側でも対策中

なおこの会社が行っているサービスの資料はヤフー株式会社にも共有済です。
そのためYahoo!側でも対策を行っており、一時期のようにビッグワードで変な候補ワードが出ることはかなり減りました。

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